基礎学力

個性を活かす。やりたいことを見つける。

カリキュラム

皆が同じ方向を向き、教師の話を聞くだけが授業ではありません。教室内だけではなく、場所を変え、時には生徒同士が意見を交わし合う。そこから自分の力で考え、見つけ出し、深めていくという勉強ができるのが、東京成徳の伝統であり特徴です。

6年間の学校生活の中で、自分のやりたいことを見つけたとき、それは自分自身の強みとなってくれます。やりたいことを有効な「武器」として磨き上げるために勉強をすれば、生きる力が強くなっていきます。自立心を促し、個性を伸ばす教育が、それを可能にしてくれます。

「どのように教えるか」「どのように学ぶか」に重きを置くことで、授業は生きたものになり、将来の可能性を広げてくれます。これを「教え型」と「学び型」と呼び、時代の変化を逃さず、日々アップデートしています。

【教え型】と【学び型】

【教え型】主体性や能力を引き出し、伸ばす指導

教師が生徒に詰め込んでいくだけの従来型の授業では、大切な学びが流れていってしまいます。ときに は教室から出て場所を変え、生徒同士が意見を交わし合えるように導きます。それぞれの主体性や能力 を引き出し、伸ばすことを第一に考えた授業が、東京成徳の「教え型」です。将来的に必要な学力の基礎 固めも重視し、一人一人の生徒の習熟度をしっかり把握。ボトムアップ補習も定期的に実施し、生徒の ペースに合わせた指導を柔軟に行ないます

【学び方】自分で考えて見つけ、選び、深める

これからのグローバル社会で生きていく生徒たちは、「自分のやりたいこと、興味のあること」を見つけ、有効な武器になるように磨き上げるという意識を持って、主体的に学んでいきます。そのためにICT リテラシーを高め、海外留学で異文化に触れながら語学力を伸ばし、早いうちからたくさんの経験を積 むのです。与えられるものを受動的にこなすのではなく、自分の力で考えて見つけ出し、選び、深めていく。それが、東京成徳の「学び型」です。

特色のある授業紹介

自由な発想を磨く「ICT教育」

iPadを活用した基本ソフトの使い方、プレゼンテーション、動画・楽曲作成といった様々なスキルを高めるほか、個人情報の管理、正しい情報の取得、情報発信のマナーなども学びます。デジタルツールを使い慣れている生徒も、初めて触れる生徒も、基礎から段階的指導のもとに使い方を習得。正しく自由な発想を大切にしながら、実践的なICT機器の活用をめざします。

グローバル社会で使える「英語」

文章の内容をしっかり理解するためのリーディング・リスニング力強化、理解した文章の内容をリテリングするスピーキング練習など、「使える英語・使うマインド」がテーマ。中学修了時にCEFR A2レベルの英検準2級以上、高校卒業時にはCEFR B1レベルの2級、準1級の合格をめざし、グローバル社会で役立つ英語のスキルを磨きます。

思考力を伸ばす「数学」

数学の力をつけ、主体的に学ぼうとする力を育てます。学習教材は教科書や問題集だけでなく、担当教員が作成したWebサイトや解説動画など多岐に渡っており、生徒たちそれぞれが自分に合う学び方を自由に選択。学習方法や学びのゴールへの道筋は、生徒同士でシェアします。テスト直前に解説動画の再生数が伸びるのは、ICT機器の活用度の高さの証です。

Diversity Seminar
「人と自然の関わり」

高校課程に進むと、専門分野について少人数で主体的に学び、発表する「Diversity Seminar(通称「ゼミ」)」が始まります。私が担当する「人と自然の関わり」のゼミでは、尾瀬や谷津干潟でフィールドワーク。自然と関わる仕事をしている人たちを知り、現代の自然を取り巻く実情を学ぶことで、自然保護についての知見を広げて関心を深めます。

Diversity Seminar
「プログラミング」

プログラミングの基礎から簡単なアプリケーションの開発までを学ぶゼミ。Appleのプログラミング学習教材を活用し、初歩的な技術や考え方を習得します。数多くのエラーに直面しますが、生徒たちは助け合いながら解決に取り組み、自信をつけます。変化の激しい社会のなかで、トライ&エラーを重ねながらプロジェクトを進めていく大切さも学べるゼミです。

想像力を広げる
「自分を深める学習」

「自分とは何か」「なぜ学ぶのか」「どう生きるか」を問い続ける授業。例えば「幸福とは?」といった、答えがひとつではない問いについて、ときには迷い、壁にぶつかりながら、クラスで最適解・納得解を浮かび上がらせます。他者の意見を受け入れ、自身の視点・考え方の幅を広げることで、様々な立場に置かれた人の気持ちを想像し、前進する力が身につきます。

感性と表現力を磨く「芸術」

芸術は他人を思いやる気持ちや感動する心など、豊かな人間性を育むための大切な授業。音楽では歌唱や楽器演奏に取り組み、美術ではデッサンや立体創作など多彩な表現に挑戦します。芸術は実技科目なので、教師が一方的に授業をする形式ではありません。それぞれが目標に向かって練習や創作を行うことで、自主性や判断力が養われます。

中学、高校と手厚いフォロー体制

やりたいことを実現していくためには、まずは基礎固めが必要になります。「わからない」を放置せず、もっと可能性を伸ばしていくために、丁寧に手厚くフォローしていきます。

それまで学んできた環境が異なってきたため、習熟度に差が出ることが多い中学では、数学と英語を、放課後週1〜2回各30分程度のボトムアップ補修を行なっています。

部活動に支障の出ない範囲で、朝や昼休憩の間に集中的かつ継続的に行うため、生徒が負担に思うことはあまりないようです。他教科でも同様に、教師陣が丁寧に応援していくことが当たり前となっています。また、部活動単位で勉強会を行うこともあります。

東京成徳の6年間の新カリキュラム

「自ら問題を発見し、解決する力」を育てるべく、変わろうとしている日本の教育。東京成徳も中高一貫校の強みを最大限にいかし、新カリキュラムを導入・実施しています。

東京成徳の6年間の新カリキュラム

500時間を超える 夏期講習・冬期講習

表

(1コマ110分、総時間数は500時間超)