グローバル教育(国内タイプ)

グローバル教育(国内タイプ)

国内タイプの選択者は3か月間の時間を有効的に活用して、3つの目的に沿ったカリキュラムを編成していきます。中学時代の総括としてこの期間を活用し、短期語学研修の経験から見出した【自分の可能性】をさらに拓いていく時間としていきます。

少人数でのきめ細かい対応

国内タイプの3か月間ではクラスを再編成し、目的に必要な環境となるように編成していきます。この3か月間では【高校課程に向けた基礎学力の定着】【グローバル人材へのステップアップ】【創造的な学びの実践】といった目的を定め、プログラムを構成していきます。

スケジュールの例

 
1限 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着
2限 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着 基礎学力定着
3限 グローバル教育 創造的な学び グローバル教育 創造的な学び グローバル教育 プレゼンテーションなど
4限 グローバル教育 創造的な学び グローバル教育 創造的な学び グローバル教育 プレゼンテーションなど
5限 体育 創造的な学び 自分を深める
学習
創造的な学び プログラミング
6限 体育 創造的な学び LHR 創造的な学び プログラミング

高校課程に向けた基礎学力の定着

中学3年間の振り返りを中心に思考力を培うような学びを実践していきます。基礎力を養いながらも、主体的な学びを意識し、『自分から学び取っていく学習』となるように構成していきます。

グローバル人材へのステップアップ

グローバルコンピテンスプログラム(下記参照)を中心に、主体的なマインドを培い、総合的な語学力の育成を目的としていきます。単純な文法だけではなく、包括的に英語という語学と向き合い、【実力】となるように働きかけます。

創造的な学びの実践

高校1年時より広がった視野から自分の可能性を見つける分野を探究するDiversity seminarを先行し、3か月間で行う、ミニseminarや、自分の考えをアウトプットしていくプレゼンテーションを軸にした表現力の育成プログラムを行います。

また、自分の考えを深める本校独自のプログラム【自分を深める学習】や先進的なテクノロジーを活用して行うプログラミングの授業を予定しています。

主体的なマインドを獲得

成徳ビジョン100において『成徳の精神を持ったグローバル人材の育成』を掲げています。本校の定めるグローバル人材とは【主体的に考え、判断し、行動する人間】と考えます。国際社会の中でそうした主体的な行動がとれるために、【グローバルコンピテンス】を大切に考えています。

グローバルコンピテンスとは、地域社会、グローバル社会そして異文化に関わる問題を考察し、他者の視点や世界観を理解し、その価値を認め、異文化の人々とオープンに適切かつ効果的なコミュニケーションをとり、共同体としてのグローバル社会の繁栄と持続可能な発展の為に行動を起こす能力を意味します。
そうしたグローバルコンピテンスの獲得に向け、本校では株式会社アイエスエイ協力のもと、【グローバルコンピテンスプログラム(GCP)】を最適な手法と考え、取り入れています。

グローバルコンピテンスプログラムではPerspective(視点)とIdentity(アイデンティティ)を中心に据え、「6つの領域」の能力育成を目的としています。

  1. Communication Skills/コミュニケーションスキル
    様々な場面において、また多様な相手に対しての効果的なコミュニケーション能力の習得と文化の違いが及ぼすコミュニケーションへの影響に対する理解の向上。
  2. Multilingual Skills/マルチリンガルスキル
    言語の習得に効果的な多言語での学習能力を身につけ、グローバル社会でのコミュニケーション手段としての英語の役割と英語が自己の目標達成を助けるものであるという理解を深める。
  3. Emotional Intelligence/エモーショナルインテリジェンス
    自己認識、モチベーション、適応力、共感、自己管理、人との交流などのEQ能力の習得。
  4. Thinking Strategies/シンキングストラテジー
    クリティカル・シンキング(批判的思考力)を使っての地域社会やグローバル社会での問題についての議論などを通して異なる思考方式を学び、応用する。
  5. Intercultural Skills/インターカルチャースキル
    不慣れな環境で生きる能力の習得。自分自身の文化的価値観での理解を超える異文化の価値観や信念が存在することを理解し、異文化の人々への理解と配慮ができる感性を身につける。
  6. Global Action/グローバルアクション
    リーダーシップ、プロジェクト開発能力、チーム・ビルディング能力の習得、さらにボランティアや募金活動、イベント運営などを通して地域社会とグローバル社会との関わりを持つ。

こうした領域を仲間とともに磨きあい、刺激をしながら、獲得していくことで、成徳の目指す主体的な考えが培われていきます。国内タイプの3か月間では集中的にグローバルコンピテンスプログラムを行い、効果的な学習機会としていきます。

6つの領域の図

ミニseminarの開講

3か月の時間を活用し、ある分野を深く追求していく探究活動をしていきます。校外に出て実地踏査をしてみたり、企業と連携しながら実社会に触れてみたりとこれまでの知識を総括的に使用しながら取り組みます。

プレゼンテーションの時間を活用して自分の考えを【伝える】難しさや喜びを味わうことで、高校でのDiversity seminarに向かう意識も高まります。

自分の可能性に気づき、高校での学習スタイルの意識を自ら見出すことで主体的な高校生活となるはずです!