きめ細かい進路指導と目標設定
刻々と変化していく社会状況や受験方式。生徒の個性に合わせた目標設定と受験指導、長年にわたる受験情報の蓄積とで、柔軟に対応していきます。
全員留学やサイエンスプロジェクト、自分深めの学習で、学びたい分野や生き方の方向性を見つけ出した後は、実現化へ向けて、具体的なサポートが始まります。
生徒と教師、普段からの関係性のよさを活かした、丁寧できめ細かい個別指導を行っていけることが、本校最大の強みです。
担任と、受験に強い教員との複眼的受験指導
受験期となる高校3年次では、担任の他、希望する進路に強い教員1名が受験指導につくW担任制となります。
入試方法や、志望学部学科は年々多様化しており、担任1人だけでは目が行き届かないこともあります。また、本校は大学が定めた指定校推薦枠を数多く有しています。校内選考の詳細基準や小論文の書き方など、経験豊かな教員の指導で、合格を実現していきます。
担任は、長い受験期間の精神面や勉強ペースをサポート役です。生徒によっては、親しい第三者である部活担任などを交えた指導も行います。各教員の得意分野を活かし、生徒のために役割分担をしていくことが、志望校合格への鍵となっています。
なりたい自分を実現していく進路探究
6月と11月に1週間ほど進路指導期間を設けています。
生徒の希望を聞き、興味のある大学から講師を招いて出張講座を開設。毎日4講座2時間程度、講義をしてもらい、質疑応答などを通じて交流を行います。
その大学へ進学した卒業生や就職をした社会人などが講座のサポート役に回ることもあり、より具体的な話を聞くことができます。そうして将来のビジョンを自分なりに思い描くことが、受験へのモチベーションとなってくれます。
志望校を選ぶ際、規模の大きな大学に目が行きがちですが、それ以上の学習環境が小規模大学で整っていることあります。大学情報をきめ細かく収集し、検索しやすいPDF情報にまとめ、iPadで自由に閲覧していくこともできます。
また、作文や科学実験のコンクールに参加することも推奨しています。わかりやすいよう、参加できる郊外コンクールの一覧を作成。これらに応募し、客観的評価を受けることで、進路をより深く考える助けとなるようです。
出張講座のテーマ設定と実施講座例
① 個別相談・探究活動 | ・実習生・卒業生進路相談 ・インターネット探究活動 |
---|---|
② 理科プロジェクト | ・生命科学を促進するスマートフォンアプリ ・磁石の不思議 |
③ 国際交流 | ・海外進学の基本 ・世界の海外大学の紹介 ・学期留学説明会 |
④ アカデミック体験授業 | ・海外進学の基本 ・世界の海外大学の紹介 ・学期留学説明会 |
⑤ 進学説明会 | ・2020年度入試改革 ・理系国公立説明会 ・AO・公募制推薦説明会 |
⑥ 学生交流会 | ・臨床心理院生との交流会 ・昨年度入試を振り返る 勝利の方程式を見つけよう |
⑦ キャリア・インタビュー | ・目指せ起業家 ・目指せ理系女子 ・インフルエンサーの実情 |
⑧ Arts体験授業 | ・キャラクター創作演習 ・ブランドデザイン講座 |
⑨ 外部進学ガイダンス | ・進学相談会 ・理工系・看護系・国際系分野の体験授業 |
長い受験期間を本気で丁寧に応援
担任によって受験指導の方法は異なりますが、ある教師は定期試験の2週間ほど前から学習記録票をやりとりして、生徒の勉強や生活のペースを把握するように努めています。
受験は長期戦ですから、好不調の波も出てきます。教師の本気のコメントは生徒のやる気を促し、スランプから脱却できた、などの例もあります。
実際の学習記録票。担任とのやりとりが残る