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2023年02月07日 海外留学

2022年度 NZターム留学現地レポート②

28/01/2023 Tue

2020年からウェリントンが派遣先の都市に加えられています。今年は11校の現地校に22名の生徒が派遣されています。

ウェリントンはNZの首都で、人口約40万人の現在ではオークランドに次ぐNZ第2の都市と言われています。北島の南端に位置しており、大きな湾と山に囲まれ、比較的コンパクトに街が作られています。

生徒たちが派遣される現地校は、ウェリントン中心部から周辺地域まで広がっているので、周りの景色も学校の雰囲気も様々ですが、今回はウェリントン中心部を紹介します。

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(ウェリントン空港のオブジェ。生徒はハリーポッターだって騒いでいましたが、正解はロード・オブ・ザ・リングです)

【国会議事堂とウェリントン駅】

ウェリントンの中心部とも言えるLambton Quey(ラムトン・キー)の始点に位置しています。敷地内には誰でも自由に立ち入ることができ、建物の前に広がる芝生は、昼時ともなると、近くで働く人たちのランチと休憩で賑わいます。国会の周辺といっても、あまり特別な感じはなく、実際ここから徒歩2分ほどのところに、本校生徒が通う現地校の一つがあります。

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(Parliament(国会議事堂)。天気の良い日の昼は芝生が人で埋め尽くされています)

ウェリントン駅は、国会議事堂から徒歩5分ほどのところにあります。NZの公共交通はバスが中心であり、ウェリントンの鉄道はこの駅を基点とする5路線だけとなっています。1937年に建てられた駅舎は、アーチ状の柱が美しく、観光スポットの一つにもなっています。駅に券売機はなく、窓口で切符を購入するかSnapperと呼ばれるカード(Suicaのようなものです)で乗車します。発券所を備えている駅は少なく、車内で車掌から切符を購入することが多いそうです。ハリーポッターでお馴染みの9 3/4番線の表示があるところが、映画の街ウェリントンを感じさせます。

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(ウェリントン駅外観。右側にちょっと写っているのはガンジー像です)

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(窓口だけの切符売り場)

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(いわゆる改札はありません。カードをこのスタンドにタッチして乗車します)

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(ハリーポッターでお馴染みの番線表示、下はクリーニング屋さんです)

Lambton Quey(ラムトン・キー)とケーブルカー】

国会議事堂から続くLambton Queyは、ウェリントンの街の歴史ウェリントンのビジネス地区の中心地で、霞ヶ関と銀座が混在しているような通りです。一方の端には国会議事堂があり、もう一方にはBANK OF NEW ZEALANDの古い建物がショッピングアーケードとして利用されています。様々な通りがあるウェリントンの中でも最も古い通りで、中程にあるケーブルカーは、観光用としても、市民の足としても利用されています。

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(ラムトンキー、前方が霞ヶ関エリア)

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(ラムトンキーのもう一方の端、銀座エリアです)

ケーブルカーは、Lambton Queyの中程から、山の急斜面にある住宅地のKelburn地区を結ぶ市民の足として100年近くの歴史があります。5分ほどの乗車で高低差120メートルほどを一気に上がっていきます。頂上にはカフェ、ケーブルカー博物館、Space Place(プラネタリウム)などがあり、Zealandiaという野生生物保護区への無料シャトルバスもここから出ています。徒歩で降りて行くと30分ほどの道のりになりますが、途中には公園や植物園があり、イギリス式のバラ庭園を楽しむこともできます。

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(ケーブルカー終点駅からの景色、午後5時でこの明るさです)

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(ケーブルカー博物館)

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(10昔の車両が展示されていました)

【その他】

ニュージーランド国立博物館(Te Papa Tongarewa)。テ・パパという呼び名の方が一般的です。6つのフロアに分かれ、NZの地理、歴史、文化について多くの展示があります。隅から隅まで堪能しようとすれば、丸1日で終わるかなと思うぐらいの情報量があります。展示スペース以外にも、カフェが2ヶ所、ショップが2ヶ所あります。これだけの大きさがありながら入館料は無料です。ウェリントンには他にも、ウェリントン国立博物館、ウェリントン博物館、ウェリントン市立美術館など多くの、博物館や美術館がありますが、ほぼ全ての博物館や美術館の入館料は無料です。

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(Te Papa外観)

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(右端に見えるのがTe Papa)

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(市立美術館)

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(FREE ENTRYつまり無料です)

観光客にも人気があるのが、目抜き通りであるキューバストリートです。ここは原宿や渋谷といったところでしょうか、おしゃれなカフェやレストラン、アパレルショップや雑貨店などが並んでいます。ストリートパフォーマーやストリートミュージシャンもよく見かけます。キューバ通りの近くには、日本でお馴染みのあの廉価ショップがあり、常にお客さんで溢れています。品揃えはほぼ日本と同一なので、ホッとするためだけに立ち入る日本人留学生もいるとかいないとか。

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(ウェリントンの原宿?キューバストリート)

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(この先の通りの両側におしゃれなお店が並びます)

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(近くには日本でお馴染みのこのお店もあります)

学校帰りに気楽に立ち寄れるような場所ではないでしょうが、週末に訪れる機会があったら、ショッピングだけではなく、博物館や美術館を訪れてNZの文化を堪能してきてくれるといいですね。