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2020年10月28日 英語教育

Global Competence Program (GCP)について

グローバルコンピテンスとは、地域社会、グローバル社会そして異文化に関わる問題を考察し、他者の視点や世界観を理解し、その価値を認め、異文化の人々とオープンに適切かつ効果的なコミュニケーションをとり、共同体としてのグローバル社会の繁栄と持続可能な発展の為に行動を起こす能力である。― PISA 2018 グローバルコンピテンス

昨年度後半、現3年生で試験的に実施したGlobal Competence Programを今年度は、2年生から5年生で実施しています。
外部講師を招き、上記の能力習得を目指し、中学生は3年3学期に行われるニュージーランド学期留学へ向けた準備の場、またその後の学習に対するマインドセットの場として週1回、高校生はこれからのグローバル化した世界で成功するための基盤作りの場として月2回程度のペースで実施しています。
授業は、生徒が中心となる参加型の形態をとり、生徒自身で考え、意見を創り、それをアウトプットすることに重点を置き、英語学習の目的が正しい文法を使えるようになることだけではなく、コミュニケーションをとれるようになることだと気づいて体感することで、英語が生徒にとってより生きたものになることを目指しています。
 
現在はコロナ禍で、対話の場は限られ、グループワークは控えているものの、様々なアプリケーションを用いて、生徒個々で考えたことを共有する場を設けています。
最近では、『Personality』『This is me.』というテーマで『自分』について考え、『Perspective』というテーマで『様々な見方・視点』について学んでいます。
この授業で扱われるテーマは自分を深める学習で扱われるテーマと重なる点もあり、本校に非常にマッチしたプログラムとなっています。

今後は下記の力の養成を狙い、普段の英語の授業とも連携を取りながら、英語を学ぶだけではなく、英語で様々なことを学ばせていきたいと考えています。
 『グローバル社会で生き抜く為に広く深く考える思考力』
 『自分の意見やアイディアを創り出すクリエイティブな考え方』
 『自己の成長やチャレンジ精神に欠かせないマインドセット』
 『自分に自信を持てる考え方、コミュニケーション能力、モチベーションなどの対人能力』
 
 
 
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