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2020年05月15日 更新情報

本校のオンライン学習の様子について②

本校のオンライン学習は生徒の安心・安全を確保することを何よりも第1に考え運用しています。

本校は一人一台、iPadを持っておりICT教育に力を注いでいます。ICT機器を活用し、有効な授業を展開していこうとカリキュラムを作成しております。こうした、環境が整っている中でも、連休明けに緊急事態宣言が延長された後もオンライン学習を平時の時間割では行わないと決定しました。

環境がそろっているのになぜ行わないのかと思われるかとも多いと思います。しかし、本校では環境があるからこそ、オンライン授業の落とし穴を見つけることから、企画をしてまいりました。

平常時の授業では教室に座り、教員がいて双方向のやり取りができる。オンラインでも双方向にやり取りができるアプリなどがあり実現が想像できました。しかし、慎重にその場を想定するといくつものストレスがかかることが見えていきます。

まず、家庭という空間であること。これは、大きな課題です。教室とは違う場所で心理的にも自分がリラックスできる場所で、教室のように6時間授業という時間を与えることが有効であるか、また、周囲の家族の負担はどうなるかなどを考えていきました。おそらく、家庭では教室のような空間を構築することができない。ある程度、各自にゆだねることができるシステムを継続させることが必要だと考えました。また、学校と同じような時間を拘束されることが可能なのかなど慎重に議論をしていきました。

そこで、5月からは双方の目的意識を再確認し、学習サポートを継続させていきました。本校は現時点で再開時より成り立つ正規授業の時間を鑑み、この期間をあくまで休校期間であると考え、学習のサポートに徹する。ただし、生徒の『学びを止めない!』ということを目的としました。生活リズムの構築を前提となるようなスケジュールを作成し、ホームルームをオンラインで行い、リズム支点となるポイントを作成していきました。きたるべき新学期に向けて助走期間となるように企画をしていきました。

週に1度、学年集会という形式を取り、共通理解を図る機会を持ち、全員で乗り越えるモチベーションも大切にしていきました。
毎朝決まった時間に課題を配信し、ホームルームを行う。課題に取り組む時間を設定し、取り組み、夕方ごろまでに提出する。もちろん、教科によってはオンラインで質問会や授業形式もあれば、オンデマンドで配信された動画を見ながら取り組む形式もあります。また、多種多様なアプリを使って作成しています。

高1の学習予定例.pdf

こうしたスケジュールを行い、無理のない範囲の授業や課題などを行い、生徒からのアンケートで振り返りながら、日々進化を遂げるオンライン学習を構築しています。

保護者からは「私立に入れてよかった」「毎日の起点がきちんとできています」などうれしい声や「もう少し課題を出しても大丈夫ですよ」「朝は早くても協力します」など温かい声をいただき、見守っていただいております。

確かに生徒にとって、いまの状況は不十分で満足のいくものではありません。しかし、教員が日々効果のある指導を考え、生徒がそれに応え、良いものを共に作り出そうと進んでいくことは、本来あるべき教育の姿であると考えております。

今後も信念に基づき、生徒に対して真摯に向き合い、新学期に向けて進めて参ります。


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