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2020年05月12日 更新情報

生徒のみなさんへ

緊急事態宣言が延長されて、なかなか気持ちが満たされない日々が続いていますが、皆さん変わりなく過ごしていますか?本来ならばGWも終わり、そろそろ体育祭の準備に励んでいる時期だったのですが、5月一杯休校延長となってしまったことを大変残念に思っています。
 みなさんは、友達に会えない淋しさ、部活動で思い切り汗を流したり、全力を注いだりすることのできないいら立たしさ、勉強が遅れてしまうのではないかという不安など、様々なストレスを感じていることだと思います。
 特に高校3年生は大学受験も控え、より多くの不安を感じていると思います。
 しかし、みなさんがこれまでに培ってきた努力や経験は、このような困難を打ち破っていく原動力となっているはずです。今までの自分に自信をもって「今できること、やらなければいけないこと」に全力で取り組んでください。
 このような状況のもと、様々な困難に真っ向から、全力で取り組んでいくことは、皆さんのこれからの人生において、必ず大きな糧(かて)となることは間違いありません。

 さて、私たちは、家族はもちろんのこと、世界中の人々と手を結んでこの困難を乗り越えていかなければなりません。そして、この困難を乗り越えた先には必ず様々な社会の変革が待ち受けているはずです。
 その変革の真っ只中にいるからこそ、このような困難から逃れることなく柔軟に対応し、より良いものを創り上げていくことが、皆さんの「人間力」を高める絶好の機会になっていくはずです。
 みなさんが「人間力」を高めていくためにも、今まで以上に健康面に気を配り、規則正しい生活を心がけ、元気を出してもう少しの間「今自分ができること、やらなければいけないこと」に粘り強く取り組んでいきましょう。
 この粘り強い取り組みが、今後必ず実を結ぶと信じています。

 学校が再開された時には、今まさに実感している、「仲間と過ごす時間」「仲間とともに得られる体験」「仲間と一緒の活動」「仲間との語らい」といった貴重でかけがえのない『日常』を取り戻し、笑顔あふれる学校生活を送ってほしいと願っています。
 あと少しの辛抱です。一緒に頑張りましょう。

学校長 木内 秀樹