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2018年10月15日 学校行事

チリメンモンスターは見つかったか?   中学1年生 理科2分野

10月6日(土) 中学1年生の授業を見学しました。
今年度2回目になります。
前回は1学期に「植物」の単元でおじゃましましたが,今回は「動物」の単元になります。
この単元は普通2年生で学習します。

チリメンモンスターとはチリメンジャコ(カタクチイワシのシラス干し)の中に混じっている小さな動物たちのことです。
この中にはイワシなどの魚類の他,
甲殻類のエビやカニの幼生,軟体動物の貝類やタコやイカといった動物が見つかるので,
動物分類の勉強をするのにうってつけの実験です。
本校ではここ数年,毎年実施しています。
チリメンモンスターの一番人気は,タツノオトシゴ(ヨウジウオ科)です。
さて見つけることができたでしょうか?

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1学期の授業を見学したとき,落ち着いた雰囲気の中でゆったりと授業が進んでいることが印象に残りました。
発見した情報を友だちどうしで共有し認め合う。
理科の知識やスキルだけでなく,社会にでたときに大切なものを学んでいると感じたものでした。

 今回はそのときとは別なクラスです。
また,もう新入生ではなく,れっきとした1年生です。
夏休み明けに文化祭も経験し,
学校生活にもいろいろな意味でずいぶん慣れてきているはずです。
 さて,授業のようすは沢山の画像から想像していただくことができるものと思います。
授業が楽しいと感じることはとても大切なことです。
ですが,何が楽しかったのか,
さらにそこから次のステップにつながる何かを見いだせたのかが大切だと思っています。
 理科の授業では,与えられた「楽しい」だけではなく,自ら発見することに喜びを見つけ,
知的好奇心につながることが期待されているのです。
「楽しい」という段階をふまえてさらに,大変だったけれど「充実した」と生徒自らが感じとることのできる授業が大切だと私は考えています。
 この日の授業,楽しみながらも生徒たちは最後まで緊張感を失うことなく終わることができたように思いました。
 次のステップは何かと聞かれたなら,私は迷わず「持続できること」と答えるかな。

木下 浩

今回の材料は「ちりめんじゃこ」。映画「2001年宇宙の旅」の宇宙船はメガロパではないかと思います。メガロパとはカニの幼生です。普段見慣れているカニは、岩場などを歩いていますが、幼生のころはプランクトンとして水中を漂っています。あまり見たことないですよね。
 ちりめんじゃこをこれからの生活で食べた時、今回のモンスターのことを思い出してくれると思います。 ノーベル賞をとられた本庶佑京都大学教授が言います。キーワードは「好奇心」。「持続できること」「好奇心」成長の種を大切にしてください。

大隈 勉