強い日差しではあるが、天候に恵まれた6月下旬の授業参観。3限のとある階では、移動教室の1クラスを除いて全て英語の授業である。イギリス人教諭1名と、今年度赴任した先生、それから雑誌などの取材を良く受けているベテラン先生の3名がそれぞれ、講義形式ではなく生徒主体のグループワークを指導している。来校して下さった保護者に挨拶をしながら廊下を行き過ぎれば、英語、英語、空き教室、英語。グローバル人材の育成を標榜する本校の英語教育に対する力の入れようが知れるというものだ。

別の階では社会科の授業、遊牧について熱のこもった講義が行われ、その隣の教室でもまた力のこもった数学の授業がなされていた。きりりと張ったその声には、こちらまで活力を得た思いである。ふと、さっきの空き教室の授業は何か調べてみると、移動教室での英語の授業だったようだ。これで、4クラス全てが英語だったことになるが、2階で行われているその教室へ向かうと、多くの保護者が熱心に生徒の様子を見ていた。実りあるこの取材(と言っても散歩のようなものだが)を終えて職員室へ戻る。明日は高校1年生が歌舞伎鑑賞、明後日は中学1年生がイングリッシュキャンプ。これからも友人たちと仲良く学び続けて欲しい。