27/01/2017 Fri
25日と26日はいくつかの現地校を訪問してきました。報告は後日アップいたします。
早いもので、Dynaspeakでの準備授業も最終日を迎えました。最終日はGraduation ceremony(卒業式)がおこなわれます。実は私はこれまで一度もこの時期まで滞在していたことがないので、Graduationに立ち会うのはこれが初めてになります。
修了証の授与の前に、この2週間の感謝の印として、生徒たちによる様々なパフォーマンスが行われます。司会役の2名の生徒の進行のもと、まずは代表生徒からの感謝の言葉です。男女それぞれ1名ずつ、それぞれが自分で考えてきた感謝の言葉を堂々と英語で述べてくれました。
01 司会の二人
02 生徒代表による感謝の言葉
03 男子代表
パフォーマンスは、最初にバトン部による演技です。低い天井での演技になりますからかなり難しいであろうとは思うのですが、さすがは全国レベルの技術を持った人たちですね、今回のためにオリジナルプログラムを作成して、見事に演じてくれました。先生たちの顔を見ているとよくわかるのですが、あまりのレベルの高さと技の素晴らしさに、最初は微笑んで見ていたその表情が、手品でも見ているような、信じられないという顔に変わっていくのがとても印象的でした。
04 バトン部によるパフォーマンス
05 レベルの高さに驚いている先生たち
次はソロパフォーマンスが3つ続きます。1つ目は空手の型を披露してくれました。その次は、ハーモニカ演奏、最後は歌の披露です。時間が押していたので、最後まで歌いきれなくてごめんなさいね。でも、この人はこんなことができるんだと思わせることって、自分を知ってもらう、つまり友達を作るためにとても有効なんですよ。現地校生活でも自己アピール頑張ってね。
06 空手の演舞
07 ハーモニカ演奏
08 歌の披露
最後は、合唱祭での学年の課題曲「虹」を全員で合唱しました。もちろん全部日本語ですから聞いている先生方は歌詞の意味などはわからないかもしれませんが、心をこめて歌う歌声はやはり人の心を動かします。ハーモニーの美しさにPatrick校長先生は「professionalな歌声だ」とお世辞抜きで感動してくださいました。
生徒たちにしてみれば、練習も十分ではなく、満点とは言い難い出来なのだろうと思うのですが、日本の学生の集団での演目の完成度の高さは、こちらの人の感覚からすると驚くほどのレベルなのです。合唱を専門にしているわけでもないのになぜこんなにレベルが高いハーモニーができるんだと、賞賛されていました。塚田先生・高島先生ありがとうございます。そして今回は、アドバイザーのYuriさんが、今日のためにお友達から電子ピアノを借りてくださいました。本当にありがとうございます。
09 全員で虹を合唱
10 これもまた先生たち聞き入っていました
この後は、各クラスごとにこの2週間の授業の修了証が手渡されました。そして、Dynaspeakの先生方の指導による演目の披露です。まずは女子からです。マオリの伝統音楽であるWaiata(ワイアタ)を全員で合唱しました。みんなよく覚えましたね。とても綺麗な歌声で披露してくれました。
そして男子は当然Haka(ハカ)です。リーダーを務めたTaigaくんかっこよかったですよ。
11 女子によるWaiata合唱
12 男子によるHaka
さあ、Dynaspeakでの準備授業期間が終わりました。それなりの充実感はあったかもしれませんが、あくまでもこの期間は準備なんですよ。来週になれば夏休みが終わり、みんな日常の生活に戻るんです。だからこの2週間が当たり前だとは思わないでくださいね。こちらの人たちはオンオフの切り替えがとてもはっきりしています。今週まではホリデーモードですから、みんな本当にレジャーを楽しんだり、自分の好きなことをして過ごします。子供達だって勉強なんかしません。この2週間のホームステイはそういう雰囲気の中のステイですし、2人1組で過ごしていますから、楽しいと感じることも多いでしょう。でも来週になって、新学期が始まると、ガラッと雰囲気が変わるんですよ。そして生徒たちは一人一家庭の本格的な留学生活が始まります。この落差に最初のステイ先へのホームシックにかかる生徒も必ずいます。そこを乗り越えてこそ、本当に留学したことになるんでしょうね、一人一人の覚悟が試される時でもあります。合言葉「ひとのせいにしない」をしっかり心に刻んで頑張りましょう!