16/01/2017 Mon
いよいよ今日から本格的に留学プログラムが開始されます。ホストファミリーに語学学校までの行き方は聞いていたり、実際に日曜日に練習で来てみたりしているのですが、日曜日と平日ではバスの運行スケジュールも道路の混み具合も全然違います。毎年、この日の朝は全員無事にたどり着けるか、アドバイザーさんもDynaspeakのスタッフもドキドキしながら待っています。
今年は64名と大所帯でもあるので、数組はバスに乗り遅れたり、降り場を間違えたり、降りてから道に迷ったりするんだろうなと思っていましたが、大変失礼いたしました。全員遅刻せずに初日から集合です!これにはアドバイザーさんたちも驚いていました。全く初めての場所ですから、最初はうまくいかないことがあってあたりまえのはずですし、それをとやかく言うのではなく、そこから色々なことを学んで欲しいと思っています。しかし、今年の生徒たちは、出発時の集合から飛行機の乗り換えでも感じたことですが、特に時間を守ることに関しては、これまでとは一味違うぞと思わせてくれます。いい緊張感を感じ取れますから、ぜひ維持していってくださいね。
01 朝の登校直後
早く到着した生徒たちは、早速卓球台やビリヤード台を発見、こういうことには本当に反応早いですね。
全員が時間通りに揃っているので、予定通りに9:00からDynaspeakのオリエンテーション開始です。最初にコース責任者であるHugh(ヒュー)先生から歓迎の挨拶とDynaspeakでのルールや諸注意についての説明がありました。もちろん全て英語で説明されています。生徒たちは全部を理解できているとは言えませんが、日本人カウンセラーであるMaiさんが一つ一つ日本語で補足してくれますから大丈夫です。でも、これは今日だけですよ。授業では通訳ありませんからね、わからなかったらしつこく尋ねることが大切ですよ。
NZはまだ一般的には夏休み期間で、Dynaspeakもメインストリームの生徒たちは少ないですが、決して東京成徳の貸切授業ではありません。大勢だからなんでも優先されるわけではありませんよね。共有スペースの使い方で、他人への気遣いやモラルの程度が見えてきます。周りを見て判断できるといいですね。最後にこの学校の創設者で校長であるPatrick(パトリック)氏が生徒たちに歓迎の挨拶をしてくださいました。こちらは通訳抜きのall Englishでしたけど、生徒たちどのくらいわかったかな?
02 早速見つけましたね
03 オリエンテーションの開始です
04 コース責任者のHugh先生
05 日本人カウンセラーのMaiさん
06 語学学校での規則について
07 Patrick校長先生の挨拶
ここでちょっと一息入れます。今日だけは特別にDynaspeakから飲み物と軽食が振る舞われます。さすがに初日の登校からオリエンテーションと緊張続きでしたから、気分転換をして緊張をほぐしましょう。
休憩の後は、アドバイザーさんから今日の午後におこなう銀行口座開設につての諸注意です。少し緊張が解けてきたせいか、私語が目立ってきました。Kayomiさんから一喝されていましたが、大人が話している時の子供の態度は学校でも日常生活でもかなり厳しく言われます。怒られなければ静かにできないのは15歳にふさわしいとは言い難いですよね。常にじっと黙っている必要はありません。素早く判断でき、そして周りに流されない姿勢を身につけてくださいね。
08 今日は特別です
09 さすがに緊張し続けて疲れています
10 銀行口座開設についての説明
11 一人一人にプリントを配布
ここまでで本日の午前中の半分が終わりました。残り半分は、いよいよDynaspeakでの授業の始まりです。64名を4グループに分け、1グループ16人ずつで、いわゆる4技能を学んでいきます。4人の先生と1人のアシスタントからなる5名が、午前中は英語のクラスで、午後はアクティビティで生徒たちを鍛えてくれます。グループごとに教室に移動して、最初の授業に向かいました。
午前中のクラスが終了するとお待ちかねのランチタイムです。この2週間はホストファミリーがランチを用意してくれることになっています。NZではサンドイッチが一般的ですが、リンゴや飲み物がついていたり、ツナの缶詰が入っていたりと結構バラエティーに富んでいました。数年前までは、ランチボックスと言えばアイスクリームの容器の再利用だったのですが、ついに今年は1つもなかったですね。もったいないから再利用する習慣が1つ消えてしまったようでちょっと寂しい気もしますが、これも時代の流れでしょうか。
12 今年の先生方
13 ランチ
14 ランチ
15 ランチ
16 ランチ
17 ランチ
18 ランチ
19 ランチ
20 辛かったツナ缶
昼食後は、人数が多いので、2グループに分け、ANZ銀行に出かけての銀行口座アクティブ化手続きと、現地で支給する携帯電話の配布と使用方法の説明を交互に実施しました。どちらもこの留学期間中に経済的・精神的に自分たちを支えてくれる大事なものです。特にお金に関しては、完全に自分で管理するという体験はおそらく初めてのことなのではないでしょうか。
NZはEFTPOSと呼ばれる銀行カードによるオンライン決済システムが進んでいて、ほとんど現金を持ち歩くことなく日常の買い物を済ますことができますから、3ヶ月間に渡って生活費用を自分で管理しなければならない留学生にとっては、多額の現金を自分の手元で保管する必要がなく非常に助かる仕組みだと思います。すでに日本から送金済みのため、アクティブ化を済ませたらすぐに銀行カードでショッピングができます。早速帰りにお菓子を買ってみた生徒が、あまりの便利さに喜んでいましたが、現金を払っていないので、お金を使っている実感がなくて使いすぎそうで怖いとも言っていました。でもその怖さをもう実感できているなんてすごいですね。怖さを知ることは正しい使い方を知ることの第一歩だと思います。怖いから使わないのではなく、正しい使い方を身につけるように努力してくださいね。
この期間は毎日アドバイザーさんの朝礼で始まり、終礼で終わります。明日の連絡など大切な情報もたくさんありますので、しっかりと聞いていきましょうね。誰かが聞いているからいいやではダメですよ。この3ヶ月は日本にいる時ほどは皆さんのフォローをしてくれる人はいません。自分に関わることは自分で責任を持つ、そして学期留学の合言葉である人のせいにしないを肝に命じて、明日も頑張っていきましょう。
お金使えるようになったからって、寄り道してっちゃダメですよ!「家にかえるまでがダイナスピーク」って、かつての生徒会長も言っていました。
21 いざANZへ!
22 アドバイザーさんが
23 ANZのオフィスビル内で手続
24 本日の終礼
25 生徒たちに配布された携帯電話