磯の観察会 油壷 高校1年生
油壷のタイドプールで観察会です。
場所は東大臨海実験所の近く。
今年2回目になります。
高校1年生5人が参加しました。
指導していただいたのは矢島道子先生。
以前,本学の教員でしたが現在は大学で教えられています。
地衣類(ツブダイダイゴケ)
岩の上に現れた生物の這い跡
この他,地層のことも矢島先生から説明を受けました。
この日は上弦に近い月。
引き潮としては十分な観察条件ではありませんでしたが
そんなことを気にすることもなく始まりました。
途中から神奈川大学の若山典央先生も参加してくださいました。
実は生徒が採取したスジエビモドキ。
これに見慣れない斑点があり,気になっていました。
写真にははっきりと写っていないのですが,これは寄生生物だろうと,若山先生。
採取したものを分類していきます。
記録が終わると海へ返しにいきます。
今年から始まった,磯の観察会。
まだ2回目で,観察した生物の記録が中心です。
ここから,生徒の琴線に触れる何かが舞い降り,
研究テーマにつながるものが見つかることも。
きっかけが何かは分からないけれども
少なくとも知的好奇心を刺激する学習環境が用意されている。
そういうことも大切な要素かと。
木下 浩
11月というのに、(皆の日頃の行いが良かったのか!?)
暖かく穏やかな天気の中、磯での観察を行うことができました。
同場所において、春に引き続いての観察でもあったので、
慣れた手付きで、生徒各自が自主的・主体的に作業を行っていました。
大学で研究をされている先生方のアドバイスもあって
生徒にとって、いくつかの発見があり、
今後の研究活動につながる有意義な実習になりました。
NK(Tongari)
<追記>
その後,神奈川県立生命の星・地球博物館の
佐藤武宏先生に確認していただいたところ
エビの寄生生物はエビヤドリムシではないか,とのお返事をいただきました。
また画像にあるエビはスジエビモドキとのこと。
佐藤武宏先生ありがとうございました。