ニュース

2016年09月02日 伸ばすメソッド

化石採集とクリーニング 理科実験部夏合宿(戸隠)

8月1日 理科実験部の合宿におじゃましました。

合宿2日目に行われた裾花川での化石採集と化石博物館でのクリーニングの様子です。

20160902_TSP01.jpg

20160902_TSP02.jpg

川辺の地層の見学。化石の産状が良くわかる。

20160902_TSP03.jpg

20160902_TSP04.jpg

20160902_TSP05.jpg

20160902_TSP06.jpg

化石採集は川岸の崖で行われた。

20160902_TSP07.jpg

化石が産出する地層は400万年前(新生代新第三紀鮮新世)のものです。

各自が持ち帰った化石は化石博物館で専門家の指導のもとクリーニングが行われました。

20160902_TSP08.jpg

20160902_TSP09.jpg

20160902_TSP10.jpg

20160902_TSP11.jpg

自身がとってきた岩石から化石をクリーニングしている様子。

20160902_TSP12.jpg

岩石の中にある状態

20160902_TSP13.jpg

クリーニングが進んだ状態

夜のミーティングは
各自がクリーニングした化石のプレゼン。
中1から高2までの全員が行いました。

20160902_TSP14.jpg

20160902_TSP15.jpg

20160902_TSP16.jpg

20160902_TSP17.jpg

採集した化石の同定は各自で行います。
彼らはスマホやiPadを使って1時間ちょっとでおおよその検討をつけていました。
そして,採集の苦労話しを交えてのスピーチ。
単調なプレゼンから脱却し,飽きさせることもありませんでした。

手元には採集した化石。
でもそのままだと単なる石のかたまりにすぎない。
しかし,プレゼンを始めるころにはその石は彼らにとって
意味を持ったかたまりになっていた。

GOING BEYOND THE INFORMATION GIVEN
-与えられた情報を超えていく-

彼らはその入り口に立っていた。

木下 浩

 化石採集からクリーニングまで全て自分の力で行い、採取した化石がどのような性質をもった生物だったのかを調べ、400年前の環境を予測することを目的として、今回の活動を行いました。生物の特定が難しい中、自身で考え予測し、自分なりの結論を導き出していました。
 この合宿を通して、実際に『見る』、『体験する』ということが生徒の興味関心をひきつけるのだと強く感じました。この経験を今後の授業や活動に積極的に活かしていきたいと思いました。

喜多見 克俊