ニュース

2016年05月06日 伸ばすメソッド

洋上風力発電についての研究

情熱・先端Mission-Eコンテスト! 2016.3.21

テーマ : アイデアが生まれ出るとき

理科実験部と有志が半年間かけて取り組んできた「情熱・先端Mission-Eコンテスト」の最終発表が行われました。
このコンテストは今後実用化が期待される浮体式洋上風力発電所(海底等に固定されない水上に浮いた風力発電所)の基礎部分を設計・開発し、そのアイデアを競うというものです。
コンパクトで安定した浮体(風力発電所を浮かせるための土台)を設計することは難しいことです。世界各国で実用化に向けた開発競争が行われていますが、まだ実験段階のものがほとんどです。そんな最先端の開発に高校生たちが立ち向かいました。

20160506_TSP01.jpg

20160506_TSP02.jpg

20160506_TSP03.jpg

東京成徳チームはアイデアのユニークさが認められ特別賞を授与されました。
実は今回のアイデアは審査いただいた現場で活躍するエンジニアの方にもどのような動きをするのかわからなかったと驚かれていたようです。ほかのチームとはまったく違う発想から生まれた浮体が評価されました。

【 理科教員からひとこと 】
実はこのアイデアが出てきたのはコンテスト本番の直前。これがおもしろそうだという設計図を見せられたとき、私自身も意図がよくわかりませんでした。締切り間近だったため、「ダメだ」と言おうと一瞬考えましたが、思い直して「ミニサイズを作ってくれ」と言いました。ミニサイズは数日で出来上がり、水に浮かべてみると興味深い動きをしたため、改めてGoサインを出しました。最後はやっぱりドタバタになってしまいましたが、よい結果がでてほっとしています。
アイデアは生まれ続けます。それを活かすことが大事なのだと学びました。
(T.B)

コンテストでは、
普通にはあまり結び付けて考えることのないような発案に、
審査員から"特別賞"をいただくことになりました。
発想の柔軟さは、若さゆえ。実に、素晴らしいと思いました。

その後も、同メンバーは、このテーマについて継続的な研究を現在も進めています。
多くの生徒が、自ら自由に考え、サイエンスにチャレンジしていくことに期待しています。
N.K (TONGARI)