いよいよ現地校も最終日になりました。本日は3校訪問しました。

①Pukekohe High School（プケコヘ・ハイスクール）Tracy

2年前から本校生徒の受け入れをお願いしている学校です。初めて校舎内をゆっくり見学させてもらいました。Art（美術）棟からスタートしたのですが、いきなり目の前に現れたART DEPARTMENTのペインティングにびっくりです。壁が汚れて塗りなおした際に描いたそうです。Music（音楽）棟にはたくさんの写真があり、クラシックからロックバンドまで18バンドあるとのことでした。ほとんどの楽器は学校が貸し出しており、個人レッスンも無料で受けられるのには驚きました。

01講堂です。受け入れ留学生の国旗が飾られています。

02この位置から見ると読めるように壁に描かれています。

03美術の作品Y12なので日本の高2ですね。

04こちらはフォトグラフィーの作品です

05クラシックからポピュラーまで18のバンドがあるそうです

06しかも個人レッスンはすべて無料！

07本格的なレコーディング機材もそろってます

Food technology（調理）の教室を通りかかると、junior class（中1・2ぐらい）の授業中でした。「日本の学校の先生が見学に来てて、写真撮りたいそうだけど、写りたくない人は顔伏せててね」と案内してくれたTracy先生（トレイシー先生）が声をかけると、一斉にカメラに向かって笑顔を見せてくれました。

08Food techの生徒たち

授業が終わるチャイムが鳴ったので、本校の生徒たちに会いに行きましょうと、案内してくれました。それぞれ別の授業を選択しているのですが、時間割を個別にきちんと把握されています。まさか私が訪問するとは思っていなかったようで、2人ともとても驚いていましたが、それよりも「はいあなたの成績表よ」とTracy先生が立ち話をしながら普通に渡していたのに驚きです。日本のようにクラスごとのHRがありませんから、連絡や配布はこういう休み時間を利用してとなります。現地校の1学期終了はもう少し先なので、確かにこうでもしないと渡しそびれるかもしれませんが、それにしてもNZらしい光景でした。

09成績表授与中です

10バディ＆ハウスメイトと

11バディ＆おともだちと

②Waiuku College（ワイウク・カレッジ）

　オークランドからは車で2時間弱、途中全く信号がない道路を30分以上走って着くような場所にあり、生徒が公共交通機関でシティに出てくるのはまず不可能な地域ですが、すべてのものがこの町でまかなえますので、腰を据えて留学生活を送るのにはうってつけの立地です。毎年日本人留学生の数が増え続けているのも、オークランド郊外でありながらNZらしい環境を体験できるからかもしれません。生徒が希望すればかなり本格的なファームステイも体験できる学校です。
　インターナショナル担当のHo先生（ホー先生）はもともとESOL（外国語としての英語の授業）の先生で、日本人留学生の英語の運用力もよく理解したうえで対応していただけるので助かります。また、この学校の校長先生はアウトドアアクティビティやスポーツが大好きな方で、男の子たちのやんちゃぶりにも、"Boy will be boys."と笑って受け入れてくださいます。多少の失敗も前に進むための大事な原動力ですから、生徒たちのチャレンジを受け入れてくれる環境はとてもありがたいです。

12 Waiuku boys

13メインエントランス

14校舎外観

15学校から見下ろす景色、海はすぐそこです

③ One Tree Hill College（ワン・ツリー・ヒル・カレッジ）Jenny

今回はインターナショナル担当のJenny先生（ジェニー先生）のアポイントメントをいただいてのご訪問となりました。着くなり、ダンスの発表があるから見に行きましょうと連れて行かれると、3人がそろって選択しているダンスの授業で、（たぶん3人がこの日で終了になるので）発表会を行うことになっていました。踊った後で、どんなダンスをベースにしているのか、ミックスしているのかなどを説明しており、これもまたプレゼンテーションなんだなと思いました。思いがけず、私を含めた大人の観客がいたためでしょうか、ちょっと緊張気味でしたね。現地校の生徒たちは、私がこのまま彼女たちを連れて帰ってしまうと思ったらしく、「もう彼女たちは出ていかなければいけないのか」と聞かれましたが、今日は見学に来ただけだから、彼女たちは最後まで学校にいるよと教えてあげると、とてもうれしそうにして本学の生徒たちを囲んでお話ししている姿が印象的でした。

16ダンスの授業を選択している皆さん

17和テイストも交えたダンスでした

18ポリネシアングループ

19ポリネシアのダンスに挑戦！

20ハリーポッターでおなじみのハウス制

21ここはKowhaiハウスの部屋。シンボルカラー黄色で統一されています

22 Jenny先生とschool motto。校内のあちこちにこのモットーは掲示されています。

本年度の学期留学も現地校生活は本日で終わり、明日4月2日（土）昼ごろに空港に集合して、乗り換えも含め15時間ぐらいかけて帰国します。今年の52名はそれぞれ何を胸に刻んで帰国してくるのでしょうか。