2016年1月26日(火)
1日飛ばしていますが、その分は後日ご報告します。日本から引率の私は明日帰国します。毎日のように「先生いつ帰っちゃうんですか?」「明日帰ろうかな」「えーっ」っていう会話を繰り返していたのですが、本当に明日帰ることになりました。実際に私は午前中の授業にはノータッチですし、午後のアクティビティもカメラマンに徹していますので、「もういなくても同じでしょ?」と聞くと、「いるって思うだけで安心するんです」ってちょっと涙腺をくすぐるようなことを生徒たちは言ってくれます。でもね、やっぱりそれじゃあ、何のために覚悟決めて日本を離れたのかってことになりますよね、そしてそのことは皆さん自身が一番よくわかっていますよね。皆さんにはこの3ヶ月を通して自立するとはどういうことなのかを実感してほしいと願っています。そして、それは人に助けてもらうことでもあるということも同時に実感してほしいです。でもそれは私ではありません。ここで生活している人たちに支えられるからこそ価値があるんですよ。
アドバイザーさんたちが、今年はファミリーからのクレームも生徒からの相談も全然ないねと、ちょっと不思議がっていました。ファミリーからの連絡といえば、「今日ランチ持ってくの忘れて出ていっちゃったわよ」とか「明日の遠足はランチいるんだっけ?」程度のことでしかありません。生徒たちからは、ホームシックになりましたという相談は数件あったものの、本当に大丈夫?みんなため込んでいない?と心配になるとアドバイザーが言ってました。それとなく聞いてみた印象では、すでに生徒たちの心は現地校での一人一家庭のホームステイに向かっているという感じです。今は2人で協力できるから、多少の困難は気にならないのかもしれませんし、現地校での生活に向けて緊張しているから、頑張れているのかもしれませんね。
本日はMission Bayへのアクティビティに同行しました。シティからバスで15分程度のところにある、大人気のビーチです。もちろんいつものように、この場所をテーマにした課題もあります。昨日はアクティビティに同行しなかったので、金曜日以来ということなのですが、生徒たちがいつの間にか先生の話をすぐ一斉にメモするようになっていました。先週までは、「今なんて言ったの?」と、隣の人が書いたのを写すというのもちらほらあったのですが、明らかに聞き取る力が向上していますね。一週間英語に囲まれて暮らすだけで、こんなにも聞き取る力は向上しているんですね。本人たちは気づいていないかもしれませんが、現地校生活のスムーズなスタートにはとても有効なんですよ。
01路線バスは慣れたものです
02まずはいつものように課題から
このビーチはさほど大きくはありませんが、大きな噴水を囲むように芝生の公園が広がり、それがそのまま砂浜につながって、正面にはランギトト島が・・・ウキウキしない方がおかしいです。先生たちも、大きなバッグの中に、サッカーボール・クリケット用具・ラグビーボール・フリズビーと、楽しむ気満々で来ています。裸足になって海に足を入れて楽しんだり、公園で汗だくになってスポーツしたり、Dynaspeakの先生も交えて楽しんでいました。移動中に先生が何気なく生徒に語りかける、生徒が自然に答える。一言二言の会話ですが、そんな光景があたりまえのようになってきました。
03この芝生を通り抜けると
04ほら、ビーチです
05集合時刻を伝えて
06オッケー、遊ぼう!
07運動組
08先生たちも参加して遊んでます
09荷物は私がちゃんと見張ってます
10クリケットセットも必須
11人気のアイスクリーム屋さん
12ランギトト島をバックに
ここでの勉強はあと3日しかありません。金曜日の午後はフェアウェルパーティーがあります。みなさんが主役です、恥ずかしがらずに、もったいつけずに先生たちを楽しませてあげてくださいね。
今週は放課後に、現地校別でオリエンテーションの日時や持ち物などの連絡があります。いよいよというワクワクと、ついにというドキドキが入り混じっている感じでしょうか、いつになく真剣に話聞いているじゃないですか、質問もよくするじゃないですか。その貪欲さを、君たちの目の前で起こるすべてのことにぶつけてくださいね。この3ヶ月何をしても無駄になることはありません。唯一無駄なことがあるとすればそれは何もしないことっていう言葉覚えていますか?その通りだと私は思いますよ。
13Dynaspeak放課後の1コマ
14 Lynfield College打合せ中
15 Pukekohe HS打合せ中
次にみなさんと会うのは4月になってからですね。これからみなさんを待ち受けるすべてのことが、二度とない体験になるはずです。いいことも悪いことも、うれしいことも悲しいことも、すべて自分の体験としてしっかり受け止めてください。最後にもう一度だけ確認します。君たちのこの3ヵ月間の合言葉は「ひとのせいにしない」ですよね。
Good luck!