1月19日(火) 大学出張授業がありました。
この日の放課後,理科部の生徒を中心に中学3年生から高校2年生までの12人が参加しました。
講義は2時間近くに及びました。
ところどころに実験を織りまぜて集中力が切れないような展開でした。
実験はアルコール発酵。
パンづくりに欠かせないドライイーストを砂糖水に溶かします。
この操作で酵母が生き返り,二酸化炭素とアルコールを生成します。
菌類と細菌類の違い,発酵と腐敗の違い,発酵食品に使われる微生物のレクチャーなどが実験をしながら進められていきました。











































講義が終わると,質疑応答。
どんな質問が生徒から出るのか興味津々で見守っていると,
「納豆をつくるとき,最後の熟成させる工程をやめれば,匂いのしない納豆ができるのでは?」
西野智彦先生の答えは。
「今ひとつ美味しくないのです」
生徒が思ったことはすでに大学でやっていたのでした。
「匂わない納豆も商品化されました。しかし今ではスーパーであまり見なくなりました」
教師が予想する疑問点に生徒が気づいてくれれば嬉しい。
けれども,「えっ?」と思う予想外の疑問点も大切にしたい。
そう感じた瞬間でした。
講義が終わった後も,西野先生を生徒が取り囲んでいました。
自分たちが行っている研究について質問したり,意見を聞いたり。










企業や大学からの出前授業も恒例になってきました。
参加した生徒の中からは学校を飛び出し,より広い世界へと目を向け始める姿も。
そんな生徒たちを,これからもずっと見守っていきます。
(H.K)








微生物研究の専門家である大学准教授の西野先生に
いろいろと手解きをしていただき、生徒達も研究が進められそうです。
これからも、様々な方々からアドバイスを受けられるようなチャンス(機会)を
提供していきたいと考えております。
多くの生徒に、機会を逃さずチャレンジして欲しいと願っています。
西野先生は私の大学時代の同級生と同じ研究室であったと分かりました。
「世間は、狭いな。」と感じました。(...余談ですが。)
(N.K.(TONGARI))